令和七年度 大学入学共通テスト試作問題 公共、政治・経済 第2問 問2
問題
生徒Xたちは、日本とヨーロッパのOECD加盟国について、次の図1・図2を示しながら「日本は出産・子育て支援策として、保育サービスなどの『現物給付』の充実を図る必要がある。」という提案を行うことにし、事前に他のグループに説明したところ、後のア~エのような意見が他の生徒からあった。
ア~エのうち図1・図2を正しく読み取った上での意見の組合せとして最も適当なものを、後の①~⑥のうちから一つ選べ。
ア 日本よりも合計特殊出生率が低いすべての国は、「現金給付」対GDP比が日本より低いため、「現金給付」より「現物給付」の充実に重点を置く提案に賛同する。
イ 「現金給付」対GDP比と合計特殊出生率には強い相関があるため、「現物給付」より「現金給付」の充実に重点を置くべきである。
ウ 「現物給付」対GDP比が日本より低くても合計特殊出生率が1.60を超える国々があるため、「現物給付」の充実を提案する前に諸外国の状況を調査してはどうか。
エ 「現物給付」対GDP比と合計特殊出生率との因果関係は示されていないため、「現物給付」の充実を提案するためには別の資料も準備した方がよい。
① アとイ ② アとウ ③ アとエ
④ イとウ ⑤ イとエ ⑥ ウとエ
解説
正解:⑥
・何も知識がなくても国語文と図表が読めれば解けてしまう問題
・アは「日本よりも合計特殊出生率が低いすべての国は、「現金給付」対GDP比が日本より低い」とある
・つまり、図1に於いて、日本より下にある国(点)は全て、日本より左にある、という話だが…
・んなこたーない
・イは「「現金給付」対GDP比と合計特殊出生率には強い相関がある」とある
・つまり図1の左下から右上へ引いた直線の近辺に点が散らばっているという話だが…
・んなこたーない
・ウは「「現物給付」対GDP比が日本より低くても合計特殊出生率が1.60を超える国々がある」とある
・つまり、図2に於いて、日本より左にある国(点)でも、1.60より上にあるものがある、という話だが…
・その通りである
・エ「「現物給付」対GDP比と合計特殊出生率との因果関係は示されていない」とある
・つまり、つまり図2の左下から右上へ引いた直線の近辺に点が散らばっていない、という話だが…
・その通りである