令和七年度 大学入学共通テスト試作問題 公共、政治・経済 第5問 問3

問題

情報技術について議論していく中で、日本において各種のインターネット端末を利用している人の割合を年齢階層別にまとめた次の資料をみつけた生徒Yは、生徒W、生徒X、生徒Zと発表に向けたグループ学習の進め方を話し合った。後の会話文中の空欄( ア )に当てはまる記述として最も適当なものを、後の①~④のうちから一つ選べ。

Y:情報通信機器の利用実態は、若い人と高齢の人など、世代によってけっこう違いがあるかもしれないと思うんだけど、実際はどうなのかな。
Z:この資料をみると、たとえば、( ア )、といったことが読み取れるね。
X:なるほど。興味深い結果だね。この資料からは他にもいろいろと面白い特徴が読み取れそうだから、その背景にある理由を考えてみたいな。
W:そうだね。「インターネットに関わる問題」について、みんなで分担して、もっと調べてみようよ。

①スマートフォンを利用している人の割合をみると、「6~12歳」では半数に満たないものの、それ以外のすべての年齢階層においては半数を超えている
②パソコンを利用している人の割合をみると、「13~19歳」における割合は、60歳以上のすべての年齢階層における割合よりも高い
③すべての年齢階層において、「携帯電話・PHS(スマートフォンを除く)」よりも「スマートフォン」の方が利用している人の割合が高い
④すべての年齢階層において、「タブレット型端末」よりも「パソコン」の方が利用している人の割合が高い

#国語問題

解説

正解:③

・単純に図表と選択肢を睨めっこしていれば解ける国語の問題
⇒国語の問題は時間がかかるものが多い。だからこそ、こういう問題はぱぱっと短時間で、かつ正確に解けるようになりたい。その為に大事なのは、「飛ばしながら読む」ではなく「全てを高速で読む」訓練である

①スマートフォンを利用している人の割合をみると、「6~12歳」では半数に満たないものの、それ以外のすべての年齢階層においては半数を超えている

・確かに6~12歳のスマホ使用率は40%程度だが、70~79歳以降もスマホ使用率が50%を割る
・よって誤文である

②パソコンを利用している人の割合をみると、「13~19歳」における割合は、60歳以上のすべての年齢階層における割合よりも高い

・図表を見て分かる通り、13~19歳のパソコン利用者は少ない(50%行かない)
・むしろ、20~29歳で露骨に増える(60%超え)
・よって誤文である
⇒この選択肢に関しては、そもそもの話として「中高生でそんなパソコン持ってる奴多いか?」という話も…

③すべての年齢階層において、「携帯電話・PHS(スマートフォンを除く)」よりも「スマートフォン」の方が利用している人の割合が高い

・図表の内容と矛盾しない。正文

④すべての年齢階層において、「タブレット型端末」よりも「パソコン」の方が利用している人の割合が高い

・図表一番左の6~12歳からして、タブレット型端末利用者の方がパソコン利用者より多い
・よって誤文である

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