令和五年度 大学入学共通テスト本試験 政治・経済 第2問 問1

問題

生徒は、都市の過密化と地方の過疎化について調べた。日本における都市の過密化と地方の過疎化の経緯や現状、対応策に関する記述として誤っているものを、次の①~④のうちから一つ選べ。

①地方から都市への大規模な人口移動に伴う過密過疎の問題が生じたのは、バブル経済が崩壊し平成不況に入ってからである。
②少子高齢化が進む中で、人口が減少し高齢者の人口の割合が半数以上に達したことで社会的な共同生活の維持が困難になった集落が出現している。
③まち・ひと・しごと創生法が制定され、国や各地方公共団体では個性豊かで魅力ある地域社会づくりに向けた政策が進められている。
④地方の人口減少や高齢化への対応策として生活に必要な機能を中心市街地に集中させることなどを行う、コンパクトシティという考え方がある。

#日本経済通史

解説

正解:①
復習用資料:経済分野第四章/高度経済成長期

・この手の四択問題でよくある「明らかに①が間違ってるでしょ、他は知らんけど」という問題

①地方から都市への大規模な人口移動に伴う過密過疎の問題が生じたのは、バブル経済が崩壊し平成不況に入ってからである。

・ぶっちゃけこの手の問題は、昔からある
・大正の頃にも問題になったし、何なら江戸時代にも問題になっている
・そして第二次世界大戦後で言えば、高度経済成長期の時点で既に「三ちゃん農業」という言葉ができるぐらい問題になっていた

・選択肢①の言うように、バブル崩壊後の不況期になってようやく、というのは明らかな誤りである
・よって、①が誤文である

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