令和五年度 大学入学共通テスト追試験 政治・経済 第1問 問3
問題
国会議員に関連して、生徒Xは、2021年の常会(通常国会)に提出された法案を調べて次の表を作成し、立法過程での国会議員や政党の役割などについて司会者Jと話し合っている。後の会話文中の空欄[ ウ ]には、後の記述aかbのいずれかが当てはまる。表中の空欄[ ア ]・[ イ ]に当てはまる語句と空欄[ ウ ]に当てはまる記述との組合せとして最も適当なものを、後の①~④のうちから一つ選べ。
X:表のような結果が生じるのは、議院内閣制であることと関連するとの見方もあるんですよね。
J:日本では、内閣提出法案は国会提出前に閣議決定されますし、さらに、閣議決定の前に与党が法案の内容について審査し了承する手続も慣例化していますね。
X:[ ウ ]との指摘があります。このことを踏まえると、与党議員は閣議決定の前段階で法案の内容に影響力を行使しやすくなるし、与党議員の賛成で法案は成立しやすくなると考えられます。政党における政策決定過程が国会での法案の審議や成立を左右する面もあるようです。
[ ウ ]に当てはまる記述
a 党首討論の導入で国会が議論の場として機能することをめざしている
b 与党審査と党議拘束がセットで機能している
①ア―内閣 イ―議員 ウ―a ③ア―内閣 イ―議員 ウ―b
②ア―議員 イ―内閣 ウ―a ④ア―議員 イ―内閣 ウ―b
解説
正解:②