令和五年度 大学入学共通テスト追試験 政治・経済 第1問 問5
問題
外国為替レートの変動に関連して、外貨準備が国の資産であることを知った生徒Yは、その増減の仕組みについて関心をもった。より詳しく調べてみたところ、日本の外貨準備は外国為替資金特別会計で管理されていることがわかった。そこでYは、学んだことをもとに番組で説明するため、次のメモを作成した。メモ中の空欄[ ア ]~[ ウ ]に当てはまる語句の組合せとして最も適当なものを後の①~⑧のうちから一つ選べ。
メモ
外国為替介入と外貨準備の関係について、外国為替資金特別会計の模式図を書いてみます。ここでは説明の簡略化のため、資産には外貨準備、負には政府短期証券しかないものとします。また、通常の企業であれば純資産となる箇所は、資産負債差額となっており、ここでは一定とします。
政府が保有する外貨準備は、政府の外国為替介入によって増減します。政府が主として政府短期証券を発行して介入資金を調達することから、外国為替介入に伴う外貨準備という資産の増加と負債の[ ア ]とが対応関係にあることもわかります。たとえば、円売り米ドル買い介入は、政府短期証券の残高を[ イ ]させ、過度な[ ウ ]を抑えることを目的として実施されます。
① ア 増加 イ 増加 ウ 円高 ② ア 増加 イ 増加 ウ 円安
③ ア 増加 イ 減少 ウ 円高 ④ ア 増加 イ 減少 ウ 円安
⑤ ア 減少 イ 増加 ウ 円高 ⑥ ア 減少 イ 増加 ウ 円安
⑦ ア 減少 イ 減少 ウ 円高 ⑧ ア 減少 イ 減少 ウ 円安