令和五年度 大学入学共通テスト追試験 政治・経済 第3問 問3
問題
財政基盤に関連して、生徒Xと生徒Yは、授業で配付された次の図を参考にしながら、国の一般会計と地方財政の関係について話をしている。後の会話文中の下線部ア〜エのうち正しいものはどれか。当てはまるものを二つ選び、その組合せとして最も適当なものを、後の①~⑥のうちから一つ選べ。
X:国と地方の財政が関連しているとは思わなかったよ。税金も国税と地方税に分かれているしね。それにしても、国の一般会計の歳入や歳出では、公賃金や国債費の額も大きいね。
Y:公債金については、赤字国債が大きいのが原因だよね。ア赤字国債は、公共事業の財源に限定されて発行されるんだよ。地方財政なら地方債があるけど、地方財政の歳入は地方税が一番大きいね。
X:イ地方財政の歳入の一般財源は、歳入総額の半分以上になっているよ。私たちが納める税金は、地方税より国税の方が多いね。
Y:国税は、地方交付税の財源となるものと、ならないものに分かれているね。それに、ウ国税のうち地方交付税として配分する地方交付税対象税目は、その半分以上が地方交付税として地方へ配分されているんだね。
X:地方交付税は、交付税及び譲与税配付金特別会計を経由して地方財政に入ってくるね。この特別会計で地方交付税の金額が増えているよ。
Y:地方交付税は、地方自治体にとっては貴重な財源だね。エ地方債は、返済義務があるけれども重要な財源となっているね。
①下線部アと下線部イ ②下線部アと下線部ウ ③下線部アと下線部エ
④下線部イと下線部ウ ⑤下線部イと下線部エ ⑥下線部ウと下線部エ
解説
正解:⑤
復習用資料:政治分野第三章/地方自治