令和五年度 大学入学共通テスト追試験 政治・経済 第4問 問2
問題
賃金に関連して、生徒Xと生徒Yは、労働者の生活の基盤として賃金と労働時間の果たす役割が重要だと考えた。そこで、日本、アメリカ、ドイツの名目賃金、実質賃金、年間総実労働時間について調べ、次の図1~3を作成した。なお、名目賃金とは各国通貨単位の賃金総額を被雇用者数で割って算出された値であり、実質賃金とは名目賃金を消費者物価指数で割って算出された値である。図1~3から読みとれる内容をまとめた後のメモ中の空欄[ ア ]~[ ウ ]に当てはまる語句の組合せとして最も適当なものを、後の①~⑧のうちから一つ選べ。
メモ
図1をみると、名目賃金指数は、日本が総じて横ばいであるのに対して、アメリカとドイツは上昇傾向になっていることがわかる。次に図3をみると、年間総実労働時間はいずれの国も[ ア ]傾向になっていることから、単位時間あたりの名目賃金は、すべての国で[ イ ]したことがわかる。また、図1と図2から、名目賃金指数と実質賃金指数の動きを比較してみると、日本では実質賃金指数も総じて横ばいであることから、物価が大きく変動していないことがわかる。一方で、アメリカとドイツの両指数をみると、物価は[ ウ ]していたことがわかる。
① ア 増加 イ 上昇 ウ 上昇
② ア 増加 イ 上昇 ウ 低下
③ ア 増加 イ 低下 ウ 上昇
④ ア 増加 イ 低下 ウ 低下
⑤ ア 減少 イ 上昇 ウ 上昇
⑥ ア 減少 イ 上昇 ウ 低下
⑦ ア 減少 イ 低下 ウ 上昇
⑧ ア 減少 イ 低下 ウ 低下
解説
正解:⑤