令和六年度 大学入学共通テスト追試験 政治・経済 第3問 問5
問題
立法に関して、生徒Xは、差別解消に関連する立法による対応について調べた。日本における差別の解消に関連する法律についての記述として誤っているものを、次の①〜④のうちから一つ選べ。
① 部落差別が一連の対策によってもなお完全に解消されない中、部落差別解消推進法(部落差別解消法)が制定された。
② 特定の民族や国籍の人々への差別的言動に対する対策が求められる中、ヘイトスピーチ対策法(ヘイトスピーチ解消法、ヘイトスピーチ規制法)が制定された。
③ アイヌ文化振興法に代わり制定された、アイヌ民族支援法(アイヌ施策推進法)は、法律として初めてアイヌを先住民族と明記したものである。
④ 障害者雇用促進法は、職場における障害者の雇用割合を一定以上にすることを企業には義務づけていないが、国および地方公共団体には義務づけている。
解説
正解:④
復習用資料:経済分野第二章/社会保障
・標準的な、知識を問う四択問題である
・典型的な「④が正解でしょ。他は知らんけど」で解く問題である
⇒日本史でも出てくる③はともかく、①②について、受験生がちゃんとした知識を持っていると想定して作問した訳ではないと思われる
④ 障害者雇用促進法は、職場における障害者の雇用割合を一定以上にすることを企業には義務づけていないが、国および地方公共団体には義務づけている。
・障害者雇用促進法は、勿論、企業にも障害者雇用枠の設定を義務付けている
・よって④が誤文である