令和七年度 大学入学共通テスト本試験 政治・経済 第1問 問1
問題
男女平等に関して、生徒Aと生徒Bが日本の男女平等に関する法的状況について調べている。次の会話文中の空欄[ ア ][ イ ]に入る語句の組合せとして最も適当なものを、後の①〜④のうちから一つ選べ。
A:日本国憲法第14条は、[ ア ]を明記しており、人種、信条、性別、社会的身分又は門地による差別を禁じているよね。
B:他にも、日本は女性差別撤廃条約を批准したことに伴い、同じ年に[ イ ]を制定したよね。
A:このような法があるにもかかわらず男女平等が実現していないのはなぜだろう?
B:もっと調べてみようよ。
①ア 法の下の平等 イ 男女共同参画社会基本法
②ア 法の下の平等 イ 男女雇用機会均等法
③ア 両性の本質的平等 イ 男女共同参画社会基本法
④ア 両性の本質的平等 イ 男女雇用機会均等法
#人権の拡大 #「公共」「公共、政治・経済」共通問題
※同年度本試験「公共」第1問の問1
解説
正解:②
復習用資料:政治分野第一章/人権の拡大
・問題としては普通だが、リード文が極めて不適切な問題
⇒「文部科学省所管の大学入試センターで作った」「大学受験をする日本全国の人」が受ける試験で「男女平等が実現していない」なんて思想性の強い言葉を開幕からぶつけていくのはちょっと…
・アについては知識がなくてもいいが、イについては知識が必要な問題である
⇒無論、アについても知識があった方がいいのは間違いない
日本国憲法第14条は、【ア】を明記しており、人種、信条、性別、社会的身分又は門地による差別を禁じているよね
・アの選択肢は「両性の本質的平等」か「法の下の平等」である
・そして日本国憲法第十四条には、以下のようにある
日本国憲法第十四条 すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。
・これを覚えていれば、勿論、「法の下の平等」であると分かる
・そこまで覚えていなくても「人種、信条、性別、社会的身分又は門地による差別」の禁止は本文にある
・明らかに、性別による差別以外の差別が大量に書いてある
・そうである以上、まず「両性の本質的平等」ではないだろうと分かる
他にも、日本は女性差別撤廃条約を批准したことに伴い、同じ年に【イ】を制定したよね
・イの選択肢は「男女共同参画社会基本法」「男女雇用機会均等法」である
・ザ・頻出とでも言うべき部分である
・即ち、第二次世界大戦後成立した人権関係の条約は、ただ名前や内容を覚えればいいというものではない
・日本国が批准しているかどうか、しているのであればどういう対応をしたか、がよく出題される
・今回もまさにそうで、女性差別撤廃条約の批准の際、日本国政府がどう対応したかが問われている
・そして、この条約への対応として成立した法律が、男女雇用機会均等法である