令和七年度 大学入学共通テスト本試験 政治・経済 第4問 問4
問題
生徒Yは、国際刑事裁判所(ICC)の意義について考えてみたいと思い、ICCの目的や実際の活動を踏まえて推察した。ICCに関する正しい知識と、その知識に基づく妥当な推察を示した記述として最も適当なものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
①個人の刑事責任を国際法に基づいて追及する国際的な手続を設けることで、国際社会が処罰対象とする重大な犯罪を防止しようとしている。
②個人の刑事責任を国際法に基づいて追及する国際的な手続を設けることで、各国の刑事裁判における法定手続(適法手続)を保障しようとしている。
③国際司法裁判所によって有罪判決を下された個人がICCに上訴する手続を設けることで、迅速な刑事裁判の実現を図ろうとしている。
④国際司法裁判所によって有罪判決を下された個人がICCに上訴する手続を設けることで、再審手続を充実させようとしている。
解説
正解:①
復習用資料:政治分野第四章/国際連合
・国際刑事裁判所についての知識を問う問題である
・国際司法裁判所と国際刑事裁判所は、名前は似ているが全く別の組織である
国際司法裁判所 | 国際刑事裁判所 | |
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概要 | 国と国との争いを国際法に基づいて判決する裁判所 | 国際的な関心を集める重大犯罪者(戦争犯罪者等)を扱う裁判所 |
国連の… | 主要機関の一つ 独立組織、国連の機関ではない | |
対象 | 国 | 個人 |
・こういった知識が入っていれば、①が正文で他は誤文である事はすぐ分かるだろう