令和四年度 大学入学共通テスト本試験 政治・経済 第1問 問2
問題
地方自治に関連して、生徒は、日本国憲法が保障している地方自治について調べ、次の文章のようにまとめた。文章中の空欄[ ア ]~[ ウ ]に当てはまる語句の組合せとして最も適当なものを、後の①~⑧のうちから一つ選べ。
日本国憲法第92条は、「地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基いて、法律でこれを定める」としている。ここでいう地方自治の本旨は、団体自治と住民自治の原理で構成される。団体自治は、国から自立した団体が設立され、そこに十分な自治権が保障されなければならないとする[ ア ]的要請を意味するものである。住民自治は、地域社会の政治が住民の意思に基づいて行われなければならないとする[ イ ]的要請を意味するものである。国から地方公共団体への権限や財源の移譲、そして国の地方公共団体に対する関与を法律で限定することなどは、直接的には[ ウ ]の強化を意味するものということができる。
① ア 集権 イ 自由主義 ウ 住民自治
② ア 集権 イ 自由主義 ウ 団体自治
③ ア 集権 イ 民主主義 ウ 住民自治
④ ア 集権 イ 民主主義 ウ 団体自治
⑤ ア 分権 イ 自由主義 ウ 住民自治
⑥ ア 分権 イ 自由主義 ウ 団体自治
⑦ ア 分権 イ 民主主義 ウ 住民自治
⑧ ア 分権 イ 民主主義 ウ 団体自治
解説
正解:⑧
復習用資料:政治分野第三章/地方自治