令和七年度 大学入学共通テスト試作問題 公共、政治・経済 第4問 問3
問3
生徒Zは、年金について調べてみた。年金の仕組みに関する記述として最も適当なものを、次の①~④のうちから一つ選べ。
①現在の日本の年金制度の下では、税収が基礎年金の原資の中で最も大きな割合を占めている。
②年金給付に要する原資をその時々の現役世代が賄う方式は、賦課方式と呼ばれる。
③デフレーションが生じたときに年金給付額が実質的に減少するという問題が積立方式の下では存在する。
④現在の日本の厚生年金制度の下では、すべての受給者に対して同額の給付がなされている。
解説
正解:②
復習用資料:経済分野第二章/社会保障
・普通の、知識を問う四択問題
・消去法で解く問題ではなく、「これが正解でしょ、他の選択肢は知らんけど」で解く問題
・この問題の場合は、②が明らかに正解、③が明らかに間違い(積立方式で問題が出るのはインフレ時)
・一方①と④については、公共や政治経済の授業では扱わない範囲である
・よって、「②が正解でしょ、他の選択肢は知らんけど」で決断的に②を選べば正解となる問題である