令和七年度 大学入学共通テスト試作問題 公共、政治・経済 第4問 問5

問題

現在の雇用に関する記述として誤っているものを、次の①~④のうちから一つ選べ。

①日本では、労働者派遣法により、同一の人物が同じ職場で派遣労働者として勤務できる期間は、原則として最長3年に制限されている。
②フルタイムで働いているにもかかわらず、生活の維持が困難になるような所得水準にある労働者も、ワーキングプアと呼ばれる。
③日本では、グローバルな企業間競争が激化する中で、すべての雇用に占める非正規雇用者の割合は、現在も30%を超えている。
④ある一定の仕事量に対して、一人当たりの労働時間を減らすことで雇用人数を増やすことは、ワーク・ライフ・バランスと呼ばれる。

#労働問題

解説

正解:④
労働問題

・普通の、知識を問う四択問題
・消去法で解く問題ではなく、「これが正解でしょ、他の選択肢は知らんけど」で解く問題

・この問題の場合は、④が明らかに間違っている
※ワーク・ライフ・バランスの改善に繋がる施策なのは間違いないが、「会社が雇用を増やして従業員の労働時間を減らす」という施策そのものをワーク・ライフ・バランスとは呼ばない

・他の選択肢はと言うと、一応②は公共や政治経済の授業で扱う
・ただ①、③の知識は、正直授業や教科書で扱うような内容ではない(細かすぎる)
・よって、「④が正解でしょ、他の選択肢は知らんけど」で決断的に④を選べば正解となる問題である

results matching ""

    No results matching ""