令和五年度 大学入学共通テスト追試験 政治・経済 第4問 問1

問題

仕事と家庭生活に関連して、生徒Xは、ディーセントワークの実現のための一つの視点として、消費の面から家庭生活について考えることにした。Xは、余暇時間と労働から得られる所得とが消費行動に与える影響について、身近な映画館のケースを需要の価格弾力性の分析に当てはめて考え、次のメモを作成した。メモ中の図は異なる二本の需要曲線(D1とD2)を描いたものである。メモ中の空欄[ ア ]~[ ウ ]に当てはまる記号と語句との組合せとして正しいものを、後の①~⑧のうちから一つ選べ。

メモ

 図中のD1とD2を比較すると、需要の価格弾力性が高いのは[ ア ]である。なぜなら、同じ価格の下での価格の変化に対する数量(需要量)の変化がもう一方と比較して[ イ ]からである。
 D1とD2を異なる集団の人たちの需要曲線と考えてみる。たとえば、高校生と社会人という異なる二つの集団の需要曲線がそれぞれD1とD2のいずれかとする。
 高校生は、社会人に比べて自由に使えるお金が少なく、自由に使える時間が多いと仮定する。映画館の料金では、学生割引が設定されている場合がある。映画館は高校生の需要曲線が[ ウ ]であると想定し、入館者と収益の増加を期待していると考えることができる。

①ア―D1 イ―大きい ウ―D1   ②ア―D1 イ―大きい ウ―D2
③ア―D1 イ―小さい ウ―D1   ④ア―D1 イ―小さい ウ―D2
⑤ア―D2 イ―大きい ウ―D1   ⑥ア―D2 イ―大きい ウ―D2
⑦ア―D2 イ―小さい ウ―D1   ⑧ア―D2 イ―小さい ウ―D2

#需要供給曲線

解説

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