令和七年度 大学入学共通テスト本試験 公共 第3問 問2

問題

生徒Bは、日本の最高裁の違憲法令審査について調べている。最高裁の違憲判決の内容に関する説明として正しいものを次のア~ウからすべて選んだとき、その組合せとして最も適当なものを、後の①~⑦のうちから一つ選べ。

ア 尊属殺人罪の法定刑を死刑または無期懲役刑に限定する刑法の規定は、普通殺人と比べて著しく不合理な差別的取扱いをするものであり、憲法に違反する。
イ 女性について前婚の解消または取消しの後6か月間の再婚を禁止する期間を定める民法の規定のうち、100日を超えて禁止期間を設ける部分は、不合理なものであり、憲法に違反する。
ウ 一票の格差が合理的に許容される程度を超えており、公職選挙法の規定が選挙の時点で憲法に違反しているときには、選挙を常にやり直さなければならない。

① ア  ② イ  ③ ウ  ④ アとイ  ⑤ アとウ  ⑥ イとウ  ⑦アとイとウ

#日本国憲法と人権(平等権)

解説

正解:④

・平等権に関連する代表的な裁判についての知識があれば、簡単に解ける問題である
⇒アイウの選択肢は全て、政治分野第二章/日本国憲法と人権(平等権)の「平等権に関する裁判」に記載がある

ア 尊属殺人罪の法定刑を死刑または無期懲役刑に限定する刑法の規定は、普通殺人と比べて著しく不合理な差別的取扱いをするものであり、憲法に違反する。

・正文である
政治分野第二章/日本国憲法と人権(平等権)の「平等権に関する裁判」の「栃木実父殺害事件」に記載がある

イ 女性について前婚の解消または取消しの後6か月間の再婚を禁止する期間を定める民法の規定のうち、100日を超えて禁止期間を設ける部分は、不合理なものであり、憲法に違反する。

・正文である
政治分野第二章/日本国憲法と人権(平等権)の「平等権に関する裁判」の「[再婚]禁止期間訴訟」に記載がある

ウ 一票の格差が合理的に許容される程度を超えており、公職選挙法の規定が選挙の時点で憲法に違反しているときには、選挙を常にやり直さなければならない。

・誤文である
政治分野第二章/日本国憲法と人権(平等権)の「平等権に関する裁判」の「【議員定数不均衡】問題」に記載がある。この手の一票の格差問題は、何度も裁判になっているし何度か違憲判決も出ているが、選挙の無効を宣言しやり直しを命じた判決は無い

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