令和七年度 大学入学共通テスト本試験 政治・経済 第5問 問3
問題
労働環境と福祉政策の関係に関連して、生徒X、生徒Y、生徒Zが、「すべての人が働きやすく、生きやすい社会はどうしたら実現できるか」について話し合っている。次の会話文中の空欄[ ア ]に当てはまる語句と空欄[ イ ]に当てはまる記述の組合せとして最も適当なものを後の①~④のうちから一つ選べ。
X:私はこれまで意識してこなかったけれど、不慮の事故や病気はだれにでも起こりうるし、年をとるにつれてさまざまなリスクは高まっていくよね。現役世代を含めたすべての世代のだれもが安心して暮らせる社会の実現のためには、何が必要になってくるのかな。
Y:まずは、高齢者や障害者も社会の中でほかの人々と同じような暮らしを送り、ともに生活するという[ ア ]という考え方が重要だよね。
Z:その点、高齢者や障害者にとって生活の支障となるものを取り除こうというバリアフリーの取組みは、日本でも法律的な裏づけも得て一般化してきているよ。
X:バリアフリー化が進めば、雇用の障壁となっている問題も改善しそうだね。
Y:現在、国、地方公共団体や企業などに対しで[ イ ]が法律で義務づけられているのは、雇用における問題の改善が早急に求められるということを示しているとも考えられるね。
Z:だとすれば、法律は国会で制定され、改正されるものだから、18歳以上の高校生ももっている選挙権は、社会の変化を促すことにつながっているといえるね。
[ ア ]に当てはまる語句
aワーク・ライフ・バランス
bノーマライゼーション
[ イ ]に当てはまる記述
c定年制を廃止すること
d障害者を職員や従業員の一定比率以上雇用すること
①ア―a イ―c
②ア―a イ―d
③ア―b イ―c
④ア―b イ―d
解説
正解:④
復習用資料:経済分野第二章/社会保障
復習用資料:経済分野第二章/今日的な福祉問題
・社会保障や今日的な福祉問題についての、基本的な知識を問う問題である
・受験はとにかく、こういう基本問題を落とさない、というところを徹底したい。難問奇問はその後の話
Y:まずは、高齢者や障害者も社会の中でほかの人々と同じような暮らしを送り、ともに生活するという[ ア ]という考え方が重要だよね。
aワーク・ライフ・バランス
bノーマライゼーション
・Yが言っている事がそのまま、ノーマライゼーションの定義になっている
・無論、「いや常識的に考えて、それはワーク・ライフ・バランスではないだろ」で解いてもよい
Y:現在、国、地方公共団体や企業などに対しで[ イ ]が法律で義務づけられているのは、雇用における問題の改善が早急に求められるということを示しているとも考えられるね。
c定年制を廃止すること
d障害者を職員や従業員の一定比率以上雇用すること
・社会保障の項目で学習したように、現代日本では、一定比率以上の障害者雇用が義務付けられている
・勿論、「いや常識的に考えて、定年廃止が法的に決まったなんて話はないだろ」で解いてもよい