政治分野第一章　現代国家と政治制度、人権

前説

・日本人は現代的な民主主義国家に住んでいる
・そして、現代的な民主主義を、「よいもの」だと無意識に受け入れている
・逆に独裁国家なんかは、「悪いもの」だと思っている

・しかし、公民科の勉強通して言える事だが、最高の政治制度というものは存在しない

・現代的な民主主義国家は、安心安全な最高の国家ではないし、統治効率もよろしくはない
・少なくとも効率で言えば、独裁国家の方がよほど、効率的である

・だからこそ、現代的な民主主義国家について学んでほしい
・現代的な民主主義国家はどういう経緯でできたのか？　どういう正当性を持っているのか？
・そういうような知識がなくても生きてはいけるが、恥をかく時は大恥をかく事になる

・例えば、「何でお前ら民主主義なんていう非効率的な、遅れた制度を使ってるの？」と言われた時
・そういう時、現代的な民主主義国家についての知識がないと、何も言えない
⇒例えば中華人民共和国は令和五年現在、世界二位の経済大国だが、独裁国家でもある

・本章では現代的な民主主義国家についての、基本的な知識を学ぶ。例えば…
・そもそも国家とは何か？　どういう要素によって成立しているか？
・現代的な国家の誕生から現代に至る経緯とはどのようなものか？
・現代国家の正当性とは、どのように考えられてきたのか？
・現代国家が大事にする人権は、どのように登場してきたのか？

・勿論こういった勉強をした上で、「やっぱ民主主義なんてクソだわ」と思うのは自由である
・大事なのは、基本的な、最低限の知識を身に付けておく事にある
⇒最低限の知識もないのに、「民主主義最高」とか、逆に「民主主義はクソ」とか言っても、「ああ、こいつは学がないんだな」と思われて、馬鹿にされて終わりである。人間誰しも、馬鹿にされたくはない。受験に必要、必要でないというのは関係なく、しっかり学んでいきましょう

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